アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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約7年間に10億円以上ーー「この男、恐喝犯につき」

 それにしても、よくも取るも取ったりだ。
人の弱味を握り、約7年間に渡り、総額10億円以上も恐喝していたのは「小峰順久」(=冒頭写真。コミネ・ヨシヒサ)。1948(昭和23)年1月5日生まれの62歳。
届け出住所は埼玉県川口市芝下2丁目18番4号となっている。
しかし、そこは詐欺師の常套手段。ここには住んでいない。
実際に小峰が一時期、住んでいたのは静岡県熱海市の12階建てリゾートマンションの一室(約125平方メートル)。本当は小峰の所有だが、「喜舎場清賢」という知人名義にしている。しかも、ここを月20万円で借りるかたちで住んでいたのだが、その賃借人も他人名義にしていた。しかも、この借名した「手塚浩司」(42歳)は、ホームレスなど訳ありの者の戸籍を買ったようで、現在、この手塚氏については家族が捜査願いを出している。
さて、恐喝されていたAさんは一昨年、これが最後ということで、小峰に“手切れ金”として3億5000万円を支払った。それにも拘わらず、その後もさらに要求して来たため、ついに責任を取ってもらう決心をしたという。
ところが小峰は逃亡。警察にも相談しようとしたが、多くの事件の一つとして処理され、いつ捕まえてくれるかわからないということで、自分で捜すことにし、本紙にも協力を呼びかけて来た次第。

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