本紙既報のように、ジャスダック上場廃止になった「トランスデジタル」(東京都千代田区)に関しては、今度こそ、本当にXデー寸前まで行っていたのだが、前日夜の最終会議で突如、ある事実関係が判明し、とりあえず延期になったとの情報が一部の捜査関係者の間で流れている。
そして、その理由が何とも驚きものなのだ。
トランスデジタルに関しては、約30億円もの資金を調達しながら、その直後に2度の不渡りを出し、上場廃止になったことから、警視庁は健全な株式市場育成、また既存株主の不満を解消させるためにも事件化必至というわけで、そうなると、2度の不渡りを出した時のトランスデジタルのトップ、後藤幸英社長(冒頭写真)の逮捕は、いかなる容疑で事件化するにしろ、避けられないと見られている。
ところが、その後藤氏の