アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大物「地面師」グループ詐欺事件の裏に上場企業オーナー説(2)

 本紙は11月16日、この第一弾記事を報じている。
警視庁捜査2課が昨年7月に逮捕した大物「地面師」グループ(現在、公判中)の背後に資金元として、あろうことか、ジャスダック上場企業のオーナー説が出ているというもの。
新興市場の登場などで、昔と比べいくら上場企業の社会的価値が低下しているとはいえ、他人の土地を勝手に売り払うような詐欺師の大物集団の金主が上場企業のオーナーというのが本当ならいくら何でもさすがに驚きだろう。
追加取材で、さらに不可解な事実がいくつかわかったので、追加報道する。
その前に、今年11月10日、同じ警視庁捜査2課が、今度は東京都杉並区の別の他人の土地を善意の第三者に売っていたとして「地面師」グループを逮捕した件は、その疑惑のオーナーらを寒がらせているようだ。
報道だけ見れば、まったく別件に映るが、この逮捕者のなかには、1年4カ月前の事件では不起訴になった八重森和夫(67)、それに前回も関っていたのに逮捕さえされなかった大賀義隆(=冒頭写真。63)両容疑者が含まれていたからだ。
「八重森は一連の絵図を描く係。そして大賀は元司法書士で土地の権利書など一連の書類を偽装する係。前回に逮捕・起訴され、いま公判中なので今回逮捕になっていないですが

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