オフィス向けのコーヒーサービス事業などを展開する東証1部「ユニマットライフ」(東京都港区)は今年3月19日、オーナーの高橋洋二会長(冒頭写真)のファミリー企業が自社買収(MBO)を行うと発表。
予定通り、5月11日まで公開買付を実施しており、特に問題なければ上場廃止となる。
直近では中古車オークション2位、東証2部「ジェイ・エーエー」(東京都江戸川区)、ビルメンテの東証2部「東京美装興業」(東京都新宿区)もMBO実施を表明している。
3社とも業績は決して悪くなく、また今後、大きな資金調達の必要もないことを持って、敵対的買収から自らを守るため非上場化の道を選択するケースが増えていると解説する向きもある。
だが、本当にそうだろうか。
少なくとも、ユニマットライフに関しては、兜町の事情通の間ではまったく別の見方が有力だ。