アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

あの京品ホテルにも登場ーー外資「ローンスター」が今度は複数の都内病院診療報酬差押え

 ハゲタカファンドの外資大手「ローンスター」(正式名称は「ローン・スター・ファンド」。本拠は米国ダラス)といえば、わが国には1997年に進出。知名度を上げたのは、経営破たんした東京相和銀行のスポンサーになり、01年「東京スター銀行」を新設して以降のことだろう(08年には株式売却)。
その他に、サラ金卸の「後楽園ファイナンス」、サラ金「アエル」のスポンサーにもなっているが、本紙でも取り上げた、東京はJR品川駅前の「京品ホテル」ーー経営不振からその債権が別の外資「リーマンブラザーズ」に売られ、さらにリーマンから、ローンスターの日本法人「ローン・スター・ジャパン・アクイジッションズ」(東京都千代田区)に譲渡され、解雇された従業員(131名)との間で熾烈な闘争があったのは、大手マスコミでも大きく取り上げられたからご記憶の方は多いだろう。
そのローンスターが、今度は複数の都内病院の債権を譲り受けただけでなく、その債権回収のため、“病院乗っ取り”グループのように診療報酬まで差し押さえたため、医者や看護婦など病院従業員への給料、注射や薬剤代、入院患者の給食などの支払いもできなくなり、へたをすれば入院患者の生命にもかかわりかねない、まさにハゲタカといっていい強引な手法を行っていることが判明した。
(冒頭写真=そのターゲットになっている病院)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧