アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「シグマ・ゲイン」株主総会で株主から飛び出していた、同社並び長田雄次会長の新たな疑惑

 「シグマ・ゲイン」(東京都港区。中村沢司社長=今回総会の議長担当)といえば、昨年4月まで大証2部に上場していた不動産・証券事業企業。
同社の定時株主総会が今年2月24日、東京都西新宿の区民ホールで開催された。(冒頭写真=その株主総会「通知書」)
上場廃止後初の株主総会ということもあり、254名の株主が出席。また株主からは厳しい意見などが出され、時間は2時間近くを要した。
その株主質問のなかで、同社並びに長田雄次代表取締役会長の責任を問う、具体的な質問が株主の1人から出ていた。しかも、その株主は本紙の記事も取り上げ、疑惑を質したという。
本紙はこの間、長田会長と、同じく上場廃止になった「アイ・シー・エフ」(現オーベン)との一般的には知られていない人的繋がりなどを挙げ、何度か疑惑を呈した記事を報じているが、この株主の指摘した案件は新たなもので、しかもシグマ側はアイ・シー・エフ側にある赤字会社の株式を押し付け利益を得、一方、アイ・シー・エフ側は多額の損失を出し、おまけに長田氏が深く関わった案件だった。
そこで以下、同総会でのその株主の発言を紹介する(要約)。

深澤「8番です。4号議案(任期満了後も長田氏など3名が取締役に就く内容)について質問します。
現行役員がスライドで就任するということですが、そのなかにはこんなと思う方もいます。それでこの会社、本当に立ち直るのでしょうか。
『アクセスジャーナル』というものの記事があります。『長田雄次氏巡る華麗なる人脈』なるタイトルが付いてますが、訴訟リスクある行為はこれまでにありませんか。株主代表訴訟も含めて」
議長「ないと認識しています」
深澤「平成18年5月以前に、御社ネット開示資料では消えているのですが『(株)アクシードソリューション』という会社を持っていたことありますか?

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