警視庁関係者によれば、本日と明日の2日間、パチンコホール大手「オータ」(東京都新宿区)の太田秀吉会長(下写真。67)宅周辺に、ある政治結社が街宣願いを出しているという。
太田会長の自宅は東京都杉並区内にあるが、洋館風のたいへんな豪邸(冒頭写真)。
地下にも約100坪もの広さの部屋がある、この鉄筋コンクリート2階建てには、いま現在も10億円の根抵当根が設定されている。
オータといえば、郊外型大型店舗展開で、プリペードや貯玉システムも率先して導入、業界の近代化、健全化のイニシアティブを取り、株式公開も目指した業界のリーディングカンパニー的存在だった。ところが94年12月、沖縄県下17ホールを含む全国30ホールが営業取り消し処分を受け営業不能に。
その後、不動産賃貸業に業態転換していたが、約6年後にパチンコホール経営を再開。
現在、グループ全体で47ホールを展開(内、沖縄が21)しており、年間売上高はオータ単独で約800億円、グループ全体では約2200億円。
パチンコホール経営としては「マルハン」(約2兆500億円)、「ダイナム」(約9700億円)、「ガイア」(約4400億円)などに続き10位内に入る。
それにしても、なぜ、その太田会長宅への街宣なのか? しかも、当局は強い関心を抱いているという。