アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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テレ朝が当局圧力で「共謀罪」関連番組放映を延期!?

●「サンデープロジェクト」の「言論は大丈夫か」特集3回分で既放映は1回のみ テレビ朝日は毎週日曜日午前10時からやっている田原総一朗氏司会の番組「サンデープロジェクト」の特集コーナー(午後11時ごろから)で「言論は大丈夫か」という特集を組んだ。 内容は冒頭紹介ビラのように、1回目は「ビラ配り」、2回目「犯罪被害者匿名問題」、そして3回目は「共謀罪」。そして第1回目、「『ビラ配り』逮捕と公安?拘置75日間の背景?」と題する特集は3月26日に放映され大きな反響を呼んだ。出演は田原氏とジャーナリストの大谷昭宏氏。 ところが、2回目以降が未だに放映されていない。 いったい、どういうことなのか。 共謀罪成立可否のいまがまさに山場。例え第3回目予定の「共謀罪」特集を前倒しし、次回放送(4月30日)に持って来てもその影響力はひじょうに限定されてしまう状況だ。 ●朝日新聞社長息子逮捕報道の絶妙タイミング この1回目の放送(3月26日)後、大谷氏の自宅にはものすごい嫌がらせ電話などがあったようだ。 そしてこの1回目放映から2日後、3月28日に秋山耿太郎(こうたろう)朝日新聞社長の長男が、大麻取締法違反容疑で警視庁渋谷署に現行犯逮捕されていたというニュースが、突如、各メディアで報道された。 既報のように、長男が逮捕されたのはその2週間以上前の3月10日。 ところが、警視庁記者クラブの定例会見では公知されず、警視庁は前日の27日になってリークしたと思われる。では、なぜ27日なのか? そこで、関係者の間では、サンプロの「言論は大丈夫か」第1回目を見た当局が、これはマズイと、「共謀罪」も含めた以降の特集放映を自主規制させるべく、社長息子逮捕をリークし、見事にテレ朝は自主規制したのではないか、との見方が拡がっている。 いうまでもないが、テレ朝は朝日新聞社が33・8%の株を握る系列会社。歴代テレ朝社長は、朝日新聞社から天下っている(写真は国会前でのハンスト風景)。 ●当局圧力に弱い? テレ朝の過去の事例 ジャーナリスト仲間で、この間、共謀罪反対でマスコミ人として中心的役割を果たしている寺澤有氏は、朝日新聞社長息子の逮捕報道が出た28日、ちょうど文京区民センターで開催された「共謀罪の新設に反対する市民と表現者との集い」で大谷氏と共に討論に参加していた。 そこで当局圧力ではとやはり疑念を持った寺澤氏は、その席で、大谷氏に確認したところ、大谷氏は「シリーズ『言論は大丈夫か』は合計3回放映する予定だったが、さらに充実させるため、合計4回放映することが決まった」と逆に積極的な発言をしたという。 だが、結果は今現在も以降はまったく放映されていない。 そこで、思い出されるのが、同じテレ朝で1999年、盗聴法が国会で審議されていた際、『ザ・スクープ』のスタッフが警視庁公安部に尾行され、それをビデオに収録していながら、同番組キャスターだった鳥越俊太郎氏は「必ずビデオは放映する」といいながら、結局、やらなかった事実、そして鳥越氏自身、放映されなかったのは「テレ朝上層部が当局と取引した結果」と語っていた事実(この件は寺澤氏が『フライデー』(2000年12月1日号)に書いている)。 今回の放映延期については、「当局側が取材に応じないため」といっているようだが、取材拒否なら、今回のようなケースでは逆に放映しやすいというのがまともなジャーナリスの感性だと思うのだが……。…

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