JR東日本千葉支社は4月18日付けで、この間、ビデオ『レールは警告するーー尼崎事故とJR東日本』(05年。43分。ビデオプレス)、『週刊金曜日』(2006年1月20日号)の座談会(「東日本」保線現場からの警告 JRのレールがあぶない)に出て、レール破断の実態等を指摘するなど、乗客の安全を守るべく告発した社員A氏に対し、「厳重注意」処分を発令した。
「社員として勤務時間外に雑誌(=週刊金曜日)のインタ ビューに応じ、会社の信用を傷つける発言をしたことは、社員として著しく不都合な行為である。今後、このような行為を繰り返さないよう厳重に注意する」という内容だったという。
昨年4月25日、JR西日本管内で107名もの死者を出した尼崎列車脱線事故が起きたのはご存知の通り。この事故は人ごとではないと感じたA氏は現状を憂い、自らの良心に従い、現場の真相を話したという。しかも、勤務時間外の行為だった。