本紙が掴んだ情報によれば、例の耐震データ偽造事件の関係者の第一陣逮捕は、今週金曜日(4月21)が最有力。もし、21日が不発の場合は、翌週24日(月)とのことだ。 新聞報道などでは、月内にも逮捕とハッキリ報じられているのは木村建設の木村盛好社長(虚偽報告容疑)、姉歯秀次元建築士(名義貸し)などだが、ヒューザーの小嶋進社長も逮捕は間違いない(告知義務違反)。 ところで、いま大手マスコミの間で最も注目されているのは、耐震データ偽造の主役のもう一人、「総研」の内河健社長等幹部。警視庁などの合同捜査本部は彼らも詐欺容疑で身柄確保する方針だが、実はその件ではない。 「総研は自分たちとは別に、同じようなシステムを伝授し、それで手数料をさらに取っていた。要するに、そうした耐震データ偽造による施工・販売グループが他にもたくさんあるということです。これが暴かれ、対象物件が続々出てくれば、国民はパニックになりますよ」(関係者) 大手マスコミの何社かはすでにこれに関する情報を入手し、取材を進めている。 永田メール問題で関心が一部薄れていた耐震データ偽造事件だが、その根はやはり深く、Xデー騒ぎで一見落着とはいかず、底なしの様相を見せている。…