アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「ユニオンホールディングス」巡る株価操縦事件で名前が出る大物仕手筋

大阪府警捜査2課などが11月4日、精密機器メーカー「ユニオン光学」などの持ち株会社で、東証2部上場「ユニオンホールディングス」(東京都板橋区)の株価操縦(現・金融商品取引法違反)容疑で、横浜豊行社長(逮捕翌日、代表を解任。平取締役に)など9名を逮捕すると共に、関係先を強制捜索したのは大手マスコミ既報の通り。
横浜社長は、東京・大阪の両仕手筋に依頼し、2007年3月~4月にかけ、ユニオン社の株価を不正に上げさせ(冒頭写真=ユニオン社の株価チャート図)、両仕手筋は高値で売り抜けて儲けたと言う。前年、同社は新株予約権を発行したが、株価は低迷し、行使されなかった。しかし、この株価操縦後、その一部が行使された(約28億円)ことから、横浜容疑者はこれを期待し、仕手筋と共闘した可能性がある。
すでに逮捕された9名のなかには、東西の仕手筋の仕切り役両名も含まれている。だが、この件ではさらに第2弾の逮捕があり、その際には仕手筋の大物が逮捕されるとの見方も出ている。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧