変則(通常は月曜日)で、1月9日(土)発売になっている『週刊大衆』(1月25日号)が、日本相撲協会について興味深い記事を掲載している。
「ついに始まった貴乃花親方VS八角親方ーー理事長バトルは初場所より熱い!」(3P)がそれ。
日本相撲協会の次期理事長選といえば、北の湖前理事長の急死にともない残り約4カ月の任期を引き継いだ八角理事長(52。元横綱・北勝海)が今年4月以降も続投するのが既定路線と見られている。ところが、同記事によれば八角理事長が九重親方(元横綱・千代の富士)と組んだことから、貴乃花親方はこの3月末の理事長選に立つ動きを見せているというもの。
九重親方は、かつて協会ナンバー2の事業部長を務め、ポスト北の湖の最有力候補だったが、力士キャラクターのパチンコ利権などを巡って北の湖と対立、14年1月の理事選で落選し理事長の可能性は消えた。
八角理事長と九重親方が組んだのが事実なら、人望がない九重親方の復権は北の湖前理事長の遺志に反するわけで、北の湖の遺志を引き継ぐと公言している貴乃花親方が激怒するのもわからないではない。