東京国税局が東京・六本木のクラブ経営会社2社と社長を脱税容疑で東京地検に告発していたことがわかったとして、昨日、大手マスコミは一斉に報じている。
それによれば、その会社とは、男性パフォーマーのショークラブ「ドラゴン東京」の経営会社「ミナワセ」、女性ダンサーのショークラブ「バーレスクTOKYO」の経営会社「オフィスキューキュー」、それに両社の社長を務めていた内藤良太氏(43。冒頭写真)。
ミナワセは11年4月の営業時からまったく税務申告せず(3年間の売上げは約2億7000万円)、オフィスキューキューの方は過少申告し、両社で約計9200万円を脱税していた模様だという。
もっとも、本紙が得た情報によれば、別にオーナーがおり(内藤氏は否定し、人を介して抗議)、内藤社長はいわば雇われ社長。そして、そのオーナーは脱税や競売妨害で逮捕されたことがあるものの、かつては不動産業で財を成し、芸能界のタニマチともいわれ何かとマスコミの注目を集めた塩田大介氏のミニ版ということで、”ミニ塩田”とも呼ばれている。むろん、そう呼ばれるだけに塩田氏とも親交があった。塩田氏同様、不動産業で財を成し東京に進出。そして、前述のようにクラブを六本木で内藤氏に任せていたという。