いわゆる「糖質制限ダイエット」の旗振り役で、ベストセラー「おやじダイエット部」シリーズなどの著書もあるノンフィクションライターの桐山秀樹氏が2月6日未明、急逝していたことがわかった(冒頭写真=『週刊現代』2月27日号記事)。
享年61歳。死因は心不全と見られる。本紙・山岡も週刊誌取材で、まさにこの件で桐山氏に取材したことがあるだけになおさら驚きだ。
糖質制限ダイエットは、糖尿病の予防や改善に効果があるとして近年、注目を集めている食事療法。ご飯やパン、パスタなどの炭水化物を一切食べない。そのかわり“それ以外はいくら食べてもOK”という手軽さから、ダイエット法としても定着している。
桐山氏は2010年、医師に糖尿病と心臓肥大という診断を受けたのをきっかけに、糖質制限を開始。3ヵ月後には血糖値が半減し、体重は15キロも激減したという。糖尿病を克服したこの実体験をもとに『糖質制限ダイエットで何の苦もなく糖尿病に勝った!』(扶桑社新書)を上梓。以後、糖質制限ダイエットの旗振り役となっていた。