アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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山北青学院長が手を結んだカルト教団トップの知られざる過去

本紙は前回記事で、青山学院大学を始め多くの教育機関を擁する(学)「青山学院」(東京都渋谷区)の現場トップである山北宣久院長があろうことか、カルト教団のトップ(金圭東牧師)と懇意にしている事実を報じた(冒頭写真=金牧師/左らと握手する山北氏/中央)。
「日本脱カルト教会」を主催する川島堅二氏(恵泉女学園大学教授/宗教学。日本基督教団牧師)は、そのカルト

教団「ヨハン早稲田キリスト教会」(=横左写真。東京都新宿区)の問題点を、同教団トップ・金牧師が著した『主は荒れ野で働かれる』(横右写真)を分析し、複数挙げている。
(1)正体を隠しての勧誘(自己決定権の侵害)(2)大学キャンパスへの無断侵入(3)執拗な勧誘(信教の自由の侵害)、(4)賞罰による管理(5)長時間拘束(健康的文化的生活の権利の侵害)(6)重い献金(7)近所への騒音(8)性の管理(9)セクハラ疑惑(10)韓国人と日本人職員の待遇差別(11)キリスト教と異質な人種観に基づく宣教論ーー山北院長は健全な若者育成に最も寄与すべき立場にあるのだから、金牧師との関係はもはや論外であるといっていいだろう。
もっとも、もし山北氏に幾分か救いがあるとすれば、川島氏はヨハン早稲田は「統一教会やオウム真理教のような意味での破壊的カルト集団ではない」と断っている点だろう。
しかし、このヨハン早稲田を率いる金牧師の一般にはほとんど知られていない過去を振り返ると、川島氏のこの見解にさえ疑問を感じないわけにはいかない。
10数年前、その事件は起きた。金牧師が淀橋教会(冒頭写真右の人物は、その淀橋教会の代表)から独立して間もないころのことだ。

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