ロシア産ダイヤモンド製造・販売「サハダイヤモンド」(9898。JQ。東京都墨田区)は2月19日、2億7500万円の第三者割当増資と、すべて行使されれば6億3555万円分の新株予約権の募集をIRした。払い込み期日は3月7月から14日。
第三者割当増資の5分の1と、新株予約権の約53%はサハの姜杰・代表取締役社長が100%出資の香港会社が引き受ける。
気になる情報が出ているのは、残りの第三者割当増資分の2億2000万円と新株予約権の約47%を引き受け予定の「Ping An Dynamic Fund I」というケイマン諸島に住所を置くファンドに関して。
このファンド、サハの説明によれば、香港上場企業MIHの大株主でもある中国人が100%出資した日本市場向け投資のものだという(総出資額は9億円。組成日は昨年7月28日)。
ところが、サハの内情に詳しいある投資家はこう証言する。