深夜営業の総合ディスカウント店を展開する「ドン・キホーテ」(東証1部)が、首都圏中心の持ち帰り弁当チェーン店を展開する「オリジン東秀」(東証2部)にTOB(株式公開買い付け)をかけたものの、結局、失敗に終わったのはご存じの通り。
このTOB,1月15日に発表されたが、週末営業の1月13日(金)に2340円だったオリジン株は、週明けの16日(月))には2740円に急騰。その後、ドン・キはTOBを断念、入れ替わりにイオンがTOBするとして2月1日には3280円にまで高騰している。
会員制の総合月刊誌『ベルダ』(06年3月号。発行・べストブック)記事によれば、ドン・キの安田隆夫社長に、同社がTOBを発表する直前に会ったあるジャーナリストは、安田社長に「いい買い物(株)はないか」と尋ね、それに安田社長は「オリジン東秀」と答え、実際にこのジャーナリストはオリジン株を購入。結果、儲けたというのだ。