解体は避けられないものの、円借款部門を統合する国際協力機構(JICA)内では一部門として「JBIC」の名前、それにトップポストも残すことがほぼ決定と、民意など無視し、ひたすら組織温存に固執する国際協力銀行(JBIC)ーーそんな組織故なのか、関係者が作成したこんな内容の告発文書が出ている。
解体か、存続かで論議されていた05年10月、11月と、JBICは国際協力債券(財投機関債)、グルーバル・ドル建債券をそれぞれ発行した。前者は計1000億円、後者は10億米ドルと巨額だけに、この主幹事を引き受けた証券会社は大きな手数料を手に出来る。