アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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被害急増。「未公開株」に手を出すなかれ(2)

●元参議院議員まで営業に利用か

昨日、未公開株の販売には詐欺師などが関与しているのでご注意と、呼びかけたが、では、社会的地位の高い者なら安心かといえば、これもそうとは決して言い切れない。
昨日、冒頭に掲げた人気の高い5つの未公開株券の1つ、「バイオバンク」(東京都港区)はその典型例といっていいだろう。
最近はさすがにやばいと、ご本人自ら関係を絶っているが、01年まで自民党参議院議員(文部科学省大臣政務官)で、医学博士でもある水島裕氏が同社の営業宣伝に利用されていたのは間違いない。そうして、近く上場するとして1株50万円ほどで購入を持ちかけていた模様だ。
実際、05年6月にはバイオバンクの取締役に就いている理学博士と共に、水島元参議院議員は特許出願をしている。また、同年9月には同社での研究(ラットの摘出心臓の移植など)について学会で発表してもいる。ちなみに、娘も医者で、前回選挙で落選した水島広子前代議士(民主党)。
一方、前出の取締役にして理学博士に到っては、バイオバンクの株券を自ら売り歩いていた事実が判明している。何しろ、本紙のところにまでこの取締役の名前が記された数十枚の株券コピーが流れて来ているのだ。

●日本ファースト証券、上場は現状では不可能

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