アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ダイナシティ所有不動産の債権者に、なぜかビーイング・グループ系企業が登場

●六本木3丁目の2棟は、現在もダイナシティが所有

本紙は2月8日の「グループ傘下企業は、ライブドアとの提携解消で再生できるのか?」タイトル記事のなかで、実例としてダイナシティを取り上げている。
東京都中央区銀座8丁目のビルに、ライブドアファイナンスによって100億円もの根抵当権設定請求権仮登記が付けられていたことも触れているが、実はこの仮登記、港区六本木3丁目の2棟のビルにも設定されていた。ちなみに、ライブドアファイナンスといえば、つい最近、ライブドア本体へ毎月7000万円の黒字付け替えが行われていたことが判明したと報道された
ただし、こちらの2棟のビルはいま現在もダイナシティが所有している(購入したのは05年4月)。つまり、こちらの分の売却益はまだダイナシティに入ってないはず。仮に根抵当額に匹敵する借入をダイナシティがしていたとして、それにも拘わらず、なぜ仮登記を外せたのか不可解だ。
不可解なのは、その前に設定されていた27億円の根抵当権についても同様だ。
この根抵当権、そもそもは複数の銀行が協調融資したものだが、05年11月、「E社」(91年4月設立)なる音楽系企業に債権譲渡されていた。そこで、どんな会社かと思って調べてみたら、わが国音楽界で一大勢力を誇るビーイング・グループ系だった。
同グループの創業者で代表の長戸大幸氏の両親が役員に就いているし、代表は同グループの複数の役員を務めている。

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