厚生労働省の村木厚子さん冤罪事件など、この間の不祥事で大胆な改革が求められている検察庁。だが菅・民主党政権に検察庁改革が期待できるのか疑問の声も少なくない。ここでは、東京都内で開かれるふたつの集会を紹介する。
まずは11月24日(水)に開かれるシンポジューム「検察・メディア・民主党」(主催は、「小沢一郎議員を支援する会」と「日本一新の会」。午後6時半から豊島区公会堂にて。詳細は※1こちら)。
評論家の小沢遼子氏の司会で、講師として川内博史議員、辻恵議員(両議員とも民主党・衆院議員)の他に、検察の裏金流用を告発しようとした矢先、“口封じ”で逮捕・懲戒免職された元大阪高検公安部長・三井環氏(冒頭写真)も登壇する。
12月5日には、その三井氏らの呼びかけで、「検察の裏金問題を国民の目に明らかにし、その責任を追及し裏金の返還を求める」と題した集会が開かれる(主催は、12.5市民の連帯の会。午後1時から日比谷公園大音楽堂にて。詳細は※2こちら)。
スローガンは“検察よ、お前は何様なんだ”“裏金を国民に返せ”とストレートだ。集会後には法務省、検察庁への申し入れや、デモ行進も予定されている。
ところで、三井氏が内部告発をしようとしていた、検察庁の調査活動費が裏金として私的に流用された疑惑に関して、去る10月29日、浅野貴博衆議院議員(横写真。新党大地代表代行)が菅首相当てに質問趣意書を提出していたことがわかった。