お固い内容の『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)のオンライン版に、「風俗嬢も真っ青! 主婦に蔓延する『謝礼交際』の荒稼ぎ」というタイトル記事が出た(5月21日。冒頭写真)ものだから兜町、上場企業関係者の間でもちょっとした話題になっている。
早速、いま発売中の『週刊ポスト』も、「経済誌が報じた『謝礼交際』で月40万円稼ぐ人妻たち」(6月10日号。164P)で追加報道している。
ダイヤモンド記事で告発しているのは芦屋マダム(43)、愛知県内の有名私立大学を卒業した人妻(44)、ポスト記事は元大手飲料メーカーの受付嬢(42)など。
相手男性との出会いはフェイスブック、ミクシィ、ラインなどのSNSとなっている。SNSで個人的に会話しているうちに会うようになり、いつしか……。しかし、女性側からおカネを求めていないから売春ではなく、それを「謝礼交際」といっている。
確かに、こうしたケースも皆無ではないだろう。
しかし、これを書いた記者は恐らく真相をほとんど理解していないか、話題作りにオーバーに書いているのではないか。
SNSではなく、ネット検索すると「交際クラブ」と冠したHPがたくさん目につく。出て来るのは、「謝礼交際」同様、人妻、それも有名大学出身、一流企業での就職歴、また芦屋、夙川、田園調布などの高級住宅街に住んでいるというケースもある。