本紙はこの1月12日、「金融庁に『上申書』まで出された日本ファースト証券」なるタイトル記事を報じている。 ところが、この疑惑の証券会社を、東証1部上場の不動産会社「アーバンコーポレイション」(本社・広島市。房園博行社長)が約40億円で買収することを検討していたことを物語る文書コピーを入手したので、冒頭に掲げておく。 この文書には、公証人役場の押印があるが、これは「確定日付印」というもの。 公証人が付与する確定日付の効力は、文書の日付を公的に証明するだけで、文書の成立や内容の真実性について公的に証明するものではない。 ただし、情報提供者は、アーバン・房園社長が買収で動いていたのは間違いないという。しかし、数々の問題に気づき、アーバン側から断りを入れて話は断ち消えになったそうだ。…