アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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伊藤鉄男最高検次長に関する仰天天下り説

 例の「郵便不正事件」における村木厚子元厚労省局長の無罪判決、FD改ざん事件は、特捜検察はむろん検察全体の威信を地に貶め、現状を見ても、特捜検事の捜査活動だけでなく、公判にも悪影響を与えている。
「取り調べしようとしたら、“証拠をデッチ上げる”、公判では、“調書の信ぴょう性が疑わしい”と言われる始末。ともかく仕事にならない様子。また、このところ逮捕せず、在宅起訴で済ますケースが目立ちますね」(関係者)
こうした検察不信を招いた戦犯の一人に、伊藤鉄男最高検次長検事がいる。
FD改ざん事件では、大坪弘道前大阪地検特捜部長まで逮捕されるという前代未聞の事態にもなったが、その捜査を行う最高検の№2であり、大坪前部長ら逮捕の際には謝罪会見も行った(冒頭写真はその時のもの)。
 もっとも、三井環元大阪公安部長が「検察官一体の原則」により検察官適格審査会に罷免を求めて申し立て、また、「取り調べメモ破棄」の件で告発しているメンバーのなかに伊藤氏も入っているように、直接、犯罪に問われている前田恒彦元検事、大坪前部長らとしょせん“同じ穴の狢”とも見られている(FD改ざん事件では、伊藤氏も訓告処分を受けている)。
それに、東京地検特捜部長時代には鈴木宗男前代議士(横写真。受託収賄罪などで12月6日に収監の模様。約1年5カ月)の一連の事件を担当した。
それはともかく、こうしたなか、大林宏検事総長と共に、伊藤氏も折を見て辞職するとも見られているのだが、ここに来て、その伊藤氏の天下り先としてある企業名が具体的に浮上している。

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