8月中旬に発覚したサポート契約解除を巡るトラブルが表面化したことで、わずか半月ほどで株価が半減した、神奈川県地盤のPC販売・サポート「ピーシーデポコーポレーション」(PCデポ。7618。東証1部。横浜市港北区)--本紙でも既報の通りだが、トラブルになったサポートサービスの見直しを実施し何とか建て直しを計ろうとしている同社だが、一度、失った信頼回復は容易ではないようだ。
そんななか、本紙に情報提供があった。
同社は顧客とだけでなく、取引先(下請け)に対しても、理不尽とも思える取引を強要した挙句、現在、訴訟になっているというのだ。
今回の顧客トラブルでは、事情がよくわからない高齢者に無駄な契約をさせていたと思われるが、取引先(下請け)との件とは、サポート契約した一部会員向けに無料で配るルータを納品するなどしていたところ(この取引先の年間売上高の2割近くがPCデポ)、PCデポはその優越的地位を利用し無理難題を押し付け、利益を得ていたというのだ。