アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(660)「今年、いよいよ“危ない”上場企業」

昨年夏までは、「経営不振箱物企業」の多くの株価が急騰。しかし、その後は、東証2部、ジャスダック、マザーズ、日経平均と大きく上昇するも、この「箱物企業」の多くの株価は低迷したままで2017年を終えた。
さて、年初ということもあり、私なりに、今年こそいよいよ危ないと見られる上場企業を上げてみた。
その前に、非上場企業ながら「大塚製靴」(通称・オーツカ。東京都港区)にも注目したい。
同社は1872年(明治5年)創業で、皇室御用達でもある靴製造の名門企業だ。しかし製靴業界は長年不況が続いており、同社とて例外ではない。2001年、2003年と不動産を売却したが、同社の長い歴史の中心であった日吉工場(横写真)が新日本建物に売却され、今月から解体される見通しだ。そして2019年7月に92戸のマンションに生まれ変わる。日吉といえば慶応大学日吉校舎があり地価は高いが、売却代金は借入の返済に充てられる。
資金繰りは厳しく、昨年はメイン銀行出身役員が辞任したようだ。

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