8月1日発売の月刊経済誌『財界展望』に、本紙・山岡は「公取委が橋梁談合事件の次に狙う『汚泥・し尿処理談合』」なるタイトル記事を書いている。
これだけ見れば、総論のようにも思えるが、実際の記事の半分は、今年7月29日に入札があった山口県下関市発注の「汚水処理談合」の件に費やしている。そして、その背後には地元出身の安倍晋三前衆議院議員の影が見え隠れするのだ。
記事は、談合に応じなかったために入札から外されたメーカー幹部の証言を元に展開している。また、市長の江島潔氏と、地元の安倍事務所等の調整役と思われる疋田善丸氏にもコメントをもらっている。