●検察側のシナリオ通り、「証拠隠滅」の可能性アリとして拘留延長認められる 本紙でも既報のように、本日13時15分より、神戸地裁において、月刊誌『紙の爆弾』等を発行している「鹿砦社」(本社・兵庫県西宮市)の松岡利康社長(7月12日、名誉毀損容疑で逮捕)の拘留理由開示請求の公判があった。 傍聴者によれば、検察の作文のような文書を、若い裁判官が読み上げ、被告弁護人から突き上げられると「答えられない」、「分からない」の連続で、これが公正中立の裁判官の言葉かと驚かされたとのこと。 拘留は、共犯者と共謀して証拠隠滅を図るため、という理由とのこと。しかし罪状のうち、阪神スカウトマンの件は、証言者も検察に出頭しているし、一方、アルゼとの件も東京地裁で民事で係争中。だから、具体的な理由を述べよと被告弁護人が言ったのだが、裁判官は「具体的には言えない」、「(アルゼの社長は)私人である」などと跳ね除け、一切答えず、最後、松岡社長の陳述も10分程度で打ち切られたという。そして、その間、同席していた検察官は一切発言しなかったという。 裁判官は拘留理由を屁理屈を付けてだらだらと述べるだけで、何も説得力なく、最初から検察側のシナリオ通りこなしたといっていい内容だったようである。 法廷は20人ほど傍聴し、ジャーナリストの今西憲之さん、丸山昇さんの姿も。また、門真の市議会議員、それに『紙の爆弾』の中川編集長も事情聴取のため来ていた関係でやはり傍聴していたとのことだ。…