アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>アッシュブレインの資産運用ストラテジー「今週の相場展望(1月10日~1月13日)&MY注目銘柄」(第17回目)

■プロフィール 株歴17年、出版社勤務の兼業投資家。資産は2015年に一時、一億円越えとなるも現在は漸減中。投資に必要なのは1に「需給」、2に「ファンダ」だと考えており、できるだけ負けない投資を心がけている。

≪先週の相場展望の振り返りと今週の見通し≫
 先週の1月6日米国の雇用統計は非常に堅調な数字がでた。これまでなかなか上昇を見せないことから「ニューノーマル」とか皮肉なフレーズで喧伝されていた平均時給が2.9%も増加したのだ。現在の米国市場はとにかく順調。さらにはトランプ大統領の掲げる減税(法人・所得)によって、2017年度、企業のEPSは加速する一方だというのがコンセンサスだ。こうなると財源は国債になるので米国の長期金利の上昇は起こるだろう。すると相対的に為替水準は円安に向かい日本市場も押し上げられる。17年度の日本の企業業績は為替水準を113円程度と固く見積もっても10%の増益が見込まれている。
日経平均のEPSは1月6日時点で1175円。日本企業の海外売上高は60%に迫るといわれており3Qの決算が出そろう2月中旬にはもっと上の水準に届く、と考えるのが妥当だろう。仮に17年度が10%の増益ならEPSは1293円。切りよく1300円と考えてPER16倍の評価で日経平均は20,800円となる。かなり控えめに計算してもこの数値である。


不安があるとすれば1つ、トランプ大統領がみずからの政策を実行できるかということ。ただ法人減税(35%→15%に)はここまでできない可能性をある程度織り込んでおり、インフラ投資(10年間で1兆ドル)も、好景気で沸く米国にどこまで必要なのかは意見が分かれるところで、こちらもだいたいの数字がでれば合格だろう。とくにトランプ氏がツイッターで牽制を続ける本国投資(レパトリ減税)は強いドル高、円安を生むといわれており、日本株にとっては大きな追い風だ。
今週は11日(水)にトランプ大統領の記者会見があり、1月20日には大統領就任式がある。
もちろん、いきなり変節したりはしないはずで、強気で攻めていきたい。なにか不測の事態が起こっても今年、日銀は6兆円の日経平均ETF買うことになっているので安心感のある相場だ。

≪今週の注目イベント≫
9日(月)アルコア決算(米国)※ここからアメリカ企業の決算が出始める。
11日(水)トランプ次期大統領の記者会見 25時から
13日(金)マイナーSQ(日本) 大手金融決算(米国)

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