アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(408回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(12月16日~12月20日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
週末金曜日の日経平均株価の終値は、39,470円と前稿比+379円(※前項比+883→ ▲76→ ▲359→ ▲857→ +1446→ +140→ ▲1068→ ▲624→ +970→ ▲1194→ +2107→ +1142→ +190→ ▲2257→ +284→ +364→ +3038)となった。※2024年8月5日先物30,380円【+2.99%】あり。
その後、米国時間で半導体大手のブロードコムの決算が好調だったことを受けSOX指数は強く、日経平均先物も39,600で戻ってきている。
ただ、ドル建て日経平均の終値は258.2ドル【+2.4%】(※前稿260.8→254.7→247.2→247.3→258.4→249.5→249.9→ 260.1→ 266.3ドル)と前稿比マイナスとなっており、為替の影響を加味すると日経平均株価は下落していることとなる。前2週間は、日経平均株価指数は明らかに強い状況だったが、これは非常に気になる展開だ。

NYダウは、週間で-817ドル安となる43,826ドル(※前稿比▲268→+614→ +852→ ▲550→ +1937→ ▲62→ ▲1162→ +412→ +511→ +40→ +250→ +669→ +1049→ ▲1218→ +388→ +515→ +1162)。※12月5日の45,074ドルが本年最高値。
ナスダック100は21,780Pと、前稿比+158P高(※前稿比+692→ +154→ +382→ ▲724→ +1085→ ▲319→ +28→ +53→ +236→ +27→ +217→ +277→ +1093→ ▲1154→ ▲145→ +212→ +995→ +72→ ▲582)。※現在が最高値。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
今週は米国で、重要イベントである「FOMC」が開催される。ただ今回12月の利下げはほぼ100%市場に織り込まれている上に、来年はトランプ大統領の経済政策や、移民政策を充分警戒して市場の利下げコンセンサスが低くなっているため、今回のFOMCで波乱が起こる可能性はほぼないだろう。
そしてその翌日に開催される日銀会合も、すでに昨日、「利上げ(+0.25%)は1月かないしはそれ以降となりそうだ」とのリーク情報が各所から流れているため、今回は無風となる可能性が極めて高い。しかしこちらに関しては、正直かなり不可解である。12月の利上げ確率は一時60%を越えており、その際も株式市場の混乱(下落)もなかったことから、上げられる地合いの時にさっさと上げてしまえば良いのに。
そもそも今週から市場参加者は日を追うごとに少なくなるだろう。よって今週は予想通り波乱がなかった場合はこれまでの流れの通りに、このまま日経平均は40,000円を拒否するものの、この手前でいったり来たりする、〝どちらからというと好合い〟が年末まで続くと考えている。

そして、その中で輝くのはそろそろ「東証グロース市場」でないだろうか? こう思うのは、ここまでほとんど指数は横ばいの値動きであったにもかかわらず、海外勢の買い越しが分かりやすく多くなっているからだ(※テクニカルの項で後述するが、なんと6週連続の買い越しである)。ようするに大きく動く可能性があると言っているのだ。
ただ筆者としては、現時点でこの考えに確固たる自信があるわけではない。ただ好地合いが続くなら、この市場の短期値幅取りが活発になるだろうとは感じるし、そうなった場合、ここまで海外勢が大量に買い越し(買い戻し)ているのなら、ある程度の値幅がないとリカクしづらいはずと感じ、特に先週の金曜日に「東証グロース先物12月限」をコツコツ買い増している。まだ先物の口座を開いていない読者諸兄は、週明けに「東証グロース250ETF」(2516)に注目すれば良いだろう。

逆に、上記の筆者の予想が間違ってしまうパターンは以下の2つのパターンである。(1)米国10年債金利が4.5%を越えて上昇する、(2)米国実質金利が現在の2%以上から、さらに上昇する場合だろう。まぁこれらは小さなリスクであり、基本的には今週もまったり好地合いが継続する可能性がかなり高いものと思われる。
念のため、デンジャーサインとなる、注目ラインとして12月のSQ値を記しておこう。日経平均は39,435円。TOPIXは2,739P。東証グロース649Pであった。今週からは市場参加者が減って出来高が減ってくるだろうから、上記のラインを出来高を増やしつつ(※プライム市場ならば4兆円越え)割ってくるような事態になったら、筆者のストラテジーが完全におかしいことになるので、その場合は強い警戒感を持つ必要がある。
ドル建て日経平均の200日線254.7ドルも覚えておきたい。先週末の終値は258.4ドルであり、この上記のラインを割るのも非常にマズイ事態だと考えている。

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