アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(405回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月24日~11月29)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
週末金曜日の日経平均株価の終値は、38,284円と前稿比-359円(※前項比▲857→+1446→ +140→ ▲1068→ ▲624→ +970→ ▲1194→ +2107→ +1142→ +190→ ▲2257→ +284→ +364→ +3038)となった。※2024年8月5日先物30,380円あり。その後、米国時間を経て日経平均先物価格は38,580円で戻ってきており、前稿比でほぼ変化なし。

ドル建て日経平均の終値は247.2ドル(※前稿247.3→258.4→249.5→249.9→ 260.1→ 266.3ドル)となっており、特に日本株が弱いこともなかった。
NYダウは、週間で+852ドル高となる44,297ドル(※前稿比▲550→ +1937→ ▲62→ ▲1162→ +412→ +511→ +40→ +250→ +669→ +1049→ ▲1218→ +388→ +515→ +1162)。※11月11日の44,487ドルが本年最高値。
ナスダック100は20,776Pと、前稿比+382P高(※前稿比▲724→ +1085→ ▲319→ +28→ +53→ +236→ +27→ +217→ +277→ +1093→ ▲1154→ ▲145→ +212→ +995→ +72→ ▲582)。※11月11日21,182Pが本年最高値。

今週はいきなりストラテジーへと移りたい。
今週の木曜日は米国市場が「サンクスギビング」の休日で、金曜日も株式市場は半日取引になる予定。筆者の記憶だと、このサンクスギビングの週は金融機関で働かれるみなさんもしっかりお休みされる方が多い印象で、今年もまったりとした1週間となる可能性が高い。
よって前稿と同様、各指数の200日線と、日経平均株価指数の先週の安値である37,945円を下回らなければポジションに変化を加えない予定だ。
そう、前稿よりも年末相場に強気(※ほぼ中立だが…)になっているのは、現状において「米国経済だけ」は確実に調子が良い、と言い切れるからだ。それは米国の総合PMI指数をみてもわかるだろう。

また、トランプ氏が就任前に進める政権人事であるが、先週、財務大臣にスコット・ベセント氏(下左側写真)を登用すると発表した。この方は学者ではなく投資家であるので、株式市場には好感されそうだ。また、トランプ政権の首席補佐官を務める予定のスーザン・ワイルズ氏(下右側写真)の評価が、党派を超えるレベルですこぶる高い、との記事が目立つ。

この方がいればトランプ氏の暴走を止められる可能性が高いとの評判で、株式市場にも安心感を与えている。そして懸案だった司法長官候補のゲーツ氏も自ら辞退し、まっとうな人が候補に選ばれている。人事に関しては、前稿までの状況よりもかなりまともになっている
そもそも人事に関しては、共和党の上院議員にはトランプ大統領のイエスマンにはならない人間が9人いるらしい。人事案件などは議会で過半数の賛成が必要だとのことで、共和党の上院は53人であるため、4人の反対があるだけで否決される。よって、保険福祉庁長官候補のロバート・ケネディ・ジュニアも議会で承認されない可能性が高い。選挙が終わった後の相場解説で、「オールレッドだが実質は捻じれているようなものなので、株式市場の先行きは明るい」、といっていたラジオ日経の解説者がいたが(※どなただったか…)、慧眼だったというわけだ。

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