アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(360回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(12月25日~12月29日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は33,169円と、前稿比+198円(※前項+663→ ▲1124→ ▲194→ +41→ +1017→ +618→ +958→ ▲267→ ▲1057→ +1321→ ▲863→ ▲545→ ▲1131→ +926→ ▲104→ +1087→ +173→ ▲1023→ +280→ ▲566→ +455→ ▲84→ +3→ ▲801→ +408→ ▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)の上昇となった。
週末金曜日の日経平均CFDは、米国でPCEデフレーターが市場コンセンサスを下回り好感されると、33,300円と小幅上昇で引けている。※直近安値は30,488円(※30,269円がCFD最安値)※CFD高値は2023年6月16日の34,003円。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,336Pと先週比+4P高。
NYダウは、週間で+81ドル高となる37,386ドル(※前稿比+1057→ +2→ +856→ +443→ +222→ +1643→ ▲709→ ▲543→ +262→ ▲100→ ▲456→ ▲654→ +41→ ▲261→ +501→ ▲154→ ▲780→ +216→ ▲394→ +231→ +719→ +774→ ▲673→+681→ ▲572→+422)。年初来高値に。ナスダック指数は、週間で+179P高となる14,993P(※前稿+410→ +99→ +54→ +126→ +327→ +320→ +835→ ▲340→ ▲424→ ▲24→ +212→ +7→ ▲496→ ▲54→ ▲270→ +441→ +300→ ▲354→ ▲264→ ▲408→ +284→ ▲80→ +452)と年初来高値! 直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

さて今週も、先週の筆者の売買履歴の振り返りから始めたい。
月曜(日経平均-212円)。
週末金曜日の深夜に、NY連銀のウィリアムズ総裁から「本格的に利下げを議論していない」との利下げ牽制発言がでた。この方は、FRB副議長なんですけど。筆者はここから利下げけん制発言のオンパレードになる可能性を考え「IS米国債20年ヘッジ」(2621)を4分の1ほどリカクした。結局先週は、高官から利下げ牽制発言が多数出るも、米国債利回りにはたいした影響を与えなかった。
また月曜にIPOだった「雨風太陽」(5616)が、初値形成後崩れたので購入。ただ現物でしか買えないためたいした枚数でもない。成り行き買いもできないためとっても買いずらかった。そうまでして買った理由は、もともと初値が1500円を越えるのがコンセンサスだったからだ。また翌日のIPOである「エスネットワークス」は寄る可能性がなく、2日間、同社に注目が集まると感じたから。購入したのは1,160円。明後日朝までのギャンブルだ。
ところが、この日は1,122円と含み損となって引けた。

火曜日。
「雨風太陽」が、寄り付からもみ合い。「こりゃほんとにダメ株だ」と、1,160円で指値売りを出して仕事をすることに。すると、直後に怒涛の買いが入り、そのままストップ高に。これは反省しなければならないやつだ。

水曜日(日経平均+457円)。
「フジクラ」(5803)が朝から買い気配なので筆者も成り行き買い。こういう時は、筆者は必ず購入する。そして「雨風太陽」がまたもやストップ高に。ただのマネーゲームだがたいへん悔しい。
また、この日は「半導体銘柄」全般的にマイナス圏となり、ひと相場終わった感じがした。
また「グロース指数」が午前の時点でまだプラス圏に。チャートを確認したら節目が699p程度にありそうな気配。このラインで指値売りをしたら無事売れた。これは今週の高値ラインであったため、こちらは見事な勝利となった。そしてこの取引で筆者の心は、年内終了したような気持ちになっていた。

木曜日(日経平均-535円)。
AM5:30頃、トイレで目覚める。
世界の株価をみるとAM4:00くらいから米国株が一気に下がり始めていた。そこで念のため、日経平均先物を売ることに。33,220円で売りポジションを持ったが、引けで32,060円まで落ちたものの、日本時間の寄り付き時には33,220円まで戻っていた。朝起きて、動いても同じことじゃん。
ただ、結局弱く推移し、一時33,000円があったものの下抜けなかったのでその前の節目であった33,060円で一旦売却。
また、ラジオ日経で朝から出来高が多いと聞いていたものの、明らかにピコピコ(株価の動き)が少なく感じた。筆者個人的に、今年の終戦を感じた。
また「IS米国債20年ヘッジ」を売却し余力ができたので、「住信SBIネット銀行」(7163)をナンピン買い。最近儲かっては「住信SBI」の下げで台無しになっている気がする。ここからは同社に関しても、下値を割れたらしっかり投げる予定。

金曜日。
夜中AM5:00。
またもや目覚めると、米国株が一回急落して、戻してきている最中だった。
その後30分ほど値動きを追ったものの、戻す力がない、というよりは出来高もなさそうな雰囲気を感じて、ここからの急落を警戒し、日経平均の先物の売玉を保有。
そして、週明けの25日(月)は米国市場が休場なため、週末金曜日に出来高が減っていたことにいま気が付く。こうして先週を終えた。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
上記で記したように、筆者はもうディフェンシブ銘柄ばかりの保有となっており、今年はここからポジション調整だけの売買に留める予定だ。
基本的には27日(水)までは節税売りが出るだろうから弱めで、そこから29日(金)までは掉尾の一振があるので強めのイメージだろうか。デイトレをされる読者諸兄がいるのならそう伝えたい。
ただ現在の相場は、やけに調子に乗り過ぎているように感じている。それは「FEDウオッチ」に明確に現れていて。
1回目となる5.00-5.25BSへの市場の利下げ予想は、2024年の3月で決定的になっているし、また2024年度通年での利下げ回数は6回!?
12月FOMC以降での、高官たちによる利下げけん制発言は、市場として本心ではないと感じるのは理解できるが、来年6回も利下げをするほど、米国景気が悪化する兆候もない。だいたいこんなに利下げをし続けたら、インフレが再燃する気がするんだが。
よって2024年度に入って、「市場の見立てが間違ってました!」の、暴落が来ることは請け合いだと感じており、新年度入りした後は、一回暴落待ちをする方針である。新NISAに関しても、1月は買いにいかない予定だ。
ちなみに、1950年~2022年の統計資料であるがS&P500について、5%下がる下落相場は、3ヵ月に1回起こっており、10%下がる相場は9ヵ月に1回起こる計算であるようだ。そして15%下がる相場は1.5年に1回程度起こり、20%下がる相場は2.7年に1回起こってきたということ。こういった相場暴落の際に、たくさん買える投資家が、株式市場では勝者となる。

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