アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(357回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(12月4日~12月8日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は33,432円と、前稿比▲194円(※前項+41→ +1017→ +618→ +958→ ▲267→ ▲1057→ +1321→ ▲863→ ▲545→ ▲1131→ +926→ ▲104→ +1087→ +173→ ▲1023→ +280→ ▲566→ +455→ ▲84→ +3→ ▲801→ +408→ ▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)となった。
また、日経平均CFDは33,480円の小幅高で引けている。※直近安値は30,488円(※30,269円がCFD最安値)※CFD高値は2023年6月16日の34,003円。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,383Pと先週比-8P安。
NYダウは、週間で+856ドル高となる36,246ドル(※前稿比+443→ +222→ +1643→ ▲709→ ▲543→ +262→ ▲100→ ▲456→ ▲654→ +41→ ▲261→ +501→ ▲154→ ▲780→ +216→ ▲394→ +231→ +719→ +774→ ▲673→+681→ ▲572→+422)。なんと、年初来高値に。
ナスダック指数は、週間で+54P高となる14,305P(※前稿+126→ +327→ +320→ +835→ ▲340→ ▲424→ ▲24→ +212→ +7→ ▲496→ ▲54→ ▲270→ +441→ +300→ ▲354→ ▲264→ ▲408→ +284→ ▲80→ +452)。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

さて、今週は筆者の売買履歴の振り返りから始めたい。
月曜日。
朝から買い気配になっていた「ファナック」(6954)を追加購入。結局、この寄り付きの買いパワーの理由は不明のまま、結果的には高値で買ってしまった(涙)。まぁ中国の景気も底入れしたようだし、長期的に期待している。
その後、後場になって「住信SBIネット銀行」(7163)を打診買いすることに。実は同社に関しては決算発表のガイダンスをみて「これは買いたい!」という気分になっていたが、決算後に株価が大きく動かなかったこと、また筆者の会社分析が不十分だったことから、「また次回の決算時期まで動かないだろうし、下がったら少しずつ買っていこうかな」という考えであった。ところが前場、大物投資家・片山晃氏が株主名簿に載ったことがわかるも、それでも動意がなかったので打診買いを始めたというわけだ。同社に関しては、久しぶりの注目銘柄として、本稿ラストに記載している。ぜひ詳細をご確認いただければ幸いである。

水曜日。
グロース市場上がる、というのもFRBのウォーカー理事の発言で、米国債金利が急低下して日本市場が始まったのだ。このウォーカー理事は、最タカ派の人物で、彼がこの時点で利下げに言及したのはサプライズだった。インタビューアーのWSJ・ニック記者のお手柄である。
ただ、円高圧力が強く1ドル146円台に。

木曜日
前場寄り付きから買い気配だった「アドバンテスト」(6857)を3分1だけ売却する。前日にSOX指数始め、米国市場が崩れてから、弱々しく戻ってきた姿をみて、「ここから日経平均株価指数が大きく下がる」可能性が頭にチラついてしまったのだ。
その後、「住信SBIネット銀行」(7163)が、また買値まで下がったので、再度買い増し。こちらは引く気がない。その10分後、「東京エレクトロン」が寄り天となってプラマイゼロラインまで落ちてきたのをみて「アドバンテスト」を全部売却。これで、同社株に関してはほんの少しのマイナスで決済したのだが、その後「アドバンテスト」は一時的だが急上昇。残念。しかし、その後日経は下がる。ここで「住信SBIネット銀行」を三度購入。
しかし後場、なんと日経平均やトピックスは右肩上がりの上昇を開始。11月末に関してはMSCIの定期入れ替えがあるが、昨年も「後場から強かった」というツイートが散見される。マジか、全然覚えてない。

金曜日。
前日に、米国個人消費支出PCEデフレーターが出て、コンセンサスよりも下だったのに金利が上がって引けた。よって、日経平均も弱い。今週2回目となる「ここから日経平均株価が崩れるのでは!?」を感じ、朝イチで「ローム」(6963)を2回に分けて売却した。同社株は結局、下がって終わったのでいまのところナイストレードであった。
ただ、夜になって米国債金利が下がる下がる。
結局、週明けは、グロース市場含めて強含みで始まりそうだ!

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
今週は、米国で「11月雇用統計」の指標が発表される重要経済統計ウィークで、その上、国内では「メジャーSQ」値の算出が金曜日の寄り付きにある。そう非常に重要な週なのだ。
ただ、経済統計に関しては、程よい経済の減速が確認される可能性が極めて高く、そうなればメジャーSQ週の特性から、上に向かう、と考えてしまうのが常だが、現時点では今週、筆者は新規買いを行わない強い気持ちを持っている。
その理由は騰落レシオ。米国のS&P騰落レシオ(25日)が、156.3まで上昇してしまっているからだ。確認してみると、140前後まで行くことは年に数回あるが、ここまで高くなったことは確認できる2021年以降ではなく、これは極めて買い方に不利な形となっている。

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