アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(351回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月23日~10月27日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は31,259円と、前稿比-1,057円(※前項+1321→ ▲863→ ▲545→ ▲1131→ +926→ ▲104→ +1087→ +173→ ▲1023→ +280→ ▲566→ +455→ ▲84→ +3→ ▲801→ +408→ ▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)と、一転して大幅安となった。
そして、先週金曜日の夜の米国時間では、中東情勢への懸念から買い手なしの状況となり、日経平均CFDは31,009円で引けている。※直近安値は30,488円(※30,269円がCFD最安値)※CFD高値は2023年6月16日の34,003円
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,256Pと先週比-52P安。
米国のNYダウは、週間で-543ドル安となる33,127ドル(※前稿比+262→ ▲100→ ▲456→ ▲654→ +41→ ▲261→ +501→ ▲154→ ▲780→ +216→ ▲394→ +231→ +719→+774→ ▲673→+681→ ▲572→+422→+114→+336→▲334→+127→▲212→▲77→+401→+211→+1036→+376→▲48→▲1481)。高値は8月2日35,679ドル。
ナスダック指数は、週間で-424P安となる12,983P(※前稿▲24→ +212→ +7→ ▲496→ ▲54→ ▲270→ +441→ +300→ ▲354→ ▲264→ ▲408→ +284→ ▲80→ +452→ ▲126→ +294→ ▲195→ +429→ +18→ +265→ +318→ +373→ +50→ +112→ ▲51→ +35→▲133→+397→+193→+492)。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は、-37.8%のドローダウン。

まず相場だが、こんなに乱高下していること自体がおかしい、と思ったほうがよい。日経平均株価は先々週に+1321円高で、先週は-1,057円安だ。通常、市場は乱高下した後、どちらからの方向にシグナルがでやすいというのは経験則であるが、すでに米国も日本も重要な支持線を下回る寸前のラインにきており、よって今週の動きが今年いっぱいの動きを決めそうだと感じている。

具体的にデンジャーラインを記していきたい。
NYダウは現値が33,127ドルで、すでに200日線を下回って虫の息。直近安値は、10月7日の32,847ドル。その前の安値である32,750ドルを下回ってしまうと32,000ドルまでは一直線で下がりそうな、イヤーなチャートをしている。
続いて、世界で一番買われている指数S&Pは、現値が4,224P。現在の200日線は4,233Pなので、先週末にこれを下抜けした形で、はっきりいって最低だ。普通ならこれで、株式市場からの撤退、様子見を決め込むところだ。
ただ、直近安値は10月3日4216P。チャート的にはこのラインを下回っても4,140P程度では出来高が多く、止まりそうだとも感じている。

ナスダック100は現値が14,561P。200日線となる13,844Pまでは距離がある。直近安値は9月27日の14,433P。
SOX指数は、3,316P。200日線が3,297P。直近安値は9月27日3310P。

ここからは日本市場。
日経平均株価は現値が31,259円、200日線は30,186円である。直近の現物安値は30,488円である。基本的に200日線である30,186円、これを下回ると、28,000円台まで一気に滑り落ちそうなチャートをしており悪寒が走る。
最後にTOPIXは、現値が2,255Pで、200日移動平均線は2,148Pである。これもデッドライン手前という有様だ。…といいますか、週明け月曜日はこのラインを下回って始まる可能性が高い。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
まず週明け。チャートが完全に終わっている形なので、当然売り方はここからの大きな下げを狙って売り崩してくるだろう。それにどれだけ持ちこたえられるのかは、週が始まってみなければ分からない。筆者は、保有する「アドバンテスト」を投げ売るかどうかはその時に判断したい。

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