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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第86回「1980年の高田馬場」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 先日『月の満ち欠け』(廣木隆一監督)という新作映画を観ていたら、なんと1980年頃の高田馬場が重要な舞台になっているのを知ってびっくりした。なぜかというと、80年の11月に高田馬場にある編集・校正・デザインのプロダクションに就職して、それから83年の2月頃まで高田馬場に通っていたからだ。
 映画のなかでは、ジョン・レノンが射殺された話も出てくるが、ちょうど校正の仕事をしている最中、女性のスタッフが「大変よ~! ジョン・レノンが殺されたって」と叫んで大騒ぎになったんだ。映画は80年当時の高田馬場駅周辺を再現するため、セット(茨城県にオープンセット)とCGと現在の実景とをたくみに組み合わせて、エキストラの通行人も当時のファッションで、80年代を再現してみせている。ちなみに駅前のBIGBOXはすでにあって、今と同じ建物(正面の色は違う)で、その横の芳林堂書店のあるビルも健在なのだ。駅前の噴水や銅像、レコード店は今はなくなっているが、あの頃(わが青春時代だよ)を思い出して胸が熱くなってしまったぜよ。
 この高田馬場ロケのもう一つのキモは、早稲田通りと並行する神田川である。駅前の繁華街から少し入ると、閑静な住宅街(今はマンションが林立)で、そこに流れる神田川周辺の情景がなかなかシブイ。そういえば1973年に大ヒットした南こうせつとかぐや姫の『神田川』の舞台も、この近辺の安アパートで同棲しているって設定だったね。

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