アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(287回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(7月4日~7月8日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は25,936円と、前稿比-556円安だった(※前項比+529→ ▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)。
週末金曜日は米国で「6月ISM製造業景況感指数」がでると、インフレ懸念の後退と10年債金利の低下がみられ、日経平均CFDは26,349円と+400円以上上げて引けている。これは1週間前と同じ展開になったわけだ。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,845Pと週間で-22P安(※前稿31→ ▲107→ 10→ 46→ 10→ 13→ ▲54→ 17→ ▲6→ 5→ 1→ ▲47→ ▲37→ 72→ 109→ ▲45→ ▲31→ ▲48→ ▲38→ 32→ 57→ ▲51→ ▲51→ ▲18→ 4)。
米国のNYダウは、週間で-504ドル安となる31,097ドル(※前稿比+1612→ ▲1504→ ▲1507→ ▲313→ +1951→ ▲935→ ▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)と、反落。
ナスダック指数は、週間で-481P安の11,127P。6月30日(木)には一時10,850Pがあり緊張感が走った。6月16日の最安値10,565Pがここまでの最安値。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の下落率は、-34.4%のドローダウンである。
先週の金曜日に発表された「米国6月のISM製造業」は53と、2020年6月以来の低水準。新規受注に至っては49.2で、2020年5月以来の50割れ。これが発表された後にはJPモルガン始め、一斉に「リセッションに近づいた」との報道がかまびすしかった。

すでに週中にはアトランタ連銀が出す、米国GDPNowでも、第2四半期(4-6月)のGDP予想は-0.21%と、先週になって初めてマイナスの予測値まで落ち込んでしまい。1Qはすでに-1.4%で着地しているわけで、このままだと2Q連続のマイナスとなりリセッション入りとなってしまう。
加えて決算を発表した、米国の半導体ディーラム大手・マイクロンは、ガイダンスで需要減速を強く示唆する発表をし、電機関連(特にスマホ・PC半導体)は特に在庫が増えているというから要注意。ただ、同社の株価でいえば、すでにかなりの部分を折り込んでいたようで、終値は-2.95%程度だった。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。その前に筆者の先週のトレードの結果から。
筆者の持ち株は(1)「ローツェ」(6323)、(2)「クロスマーケィング」(3675)、(3)「タムラ製作所」(6768)、(4)「酒井重工業」(6358)、(5)「アウトソーシング」(2427)、(6)「日本電波」(6779)、(7)「石井表記」(6336)となった。信用維持率62%であり、キャッシュポジションも3割に戻した。
先週は、6月28日(火)に発表された「米国6月消費者信頼感指数」の数値がリセッションを示唆するほど内容が悪かったため、慌ててまだ十分にリカクできる状態であった(1)「ルネサスエレクトロニクス」(6723)、(3)「メイコー」(6787)、(11)「インパクトHD」(6067)、(12)「すかいらーく」(3197)を水曜日の朝イチで処分できた。最近は逃げるのが上手くなったと思う。
そして(4)「東京電力」(9501)は木曜日まで引っ張って売却することができた。同社株の取り捨ては散々迷ったのだが、参議院選挙前に「岸田自民党が原発について突っ込んだ発言をしない」、と感じたからいったんの売却とした。また選挙が終わったら保有したい。この売却で(1)「ローツェ」の含み損をだいぶカバーできたからラッキーだった。
週末金曜日夜には、木曜日に発表された「海外勢の売買動向」をみて、12週ぶりにマザーズ市場を買い越していたため、無理のない範囲でマザーズ先物9月物を購入している。

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