アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載復活>「AJアラート」発令(第7回)「フジ住宅」(ネガティブ)

企業、なかでも上場企業、大企業ならなおさら、ただ売上と利益を上げればいいという時代ではない。
その指針となるのが「ESG投資」で、“E”は環境(Environment)、“S”は社会(Social)、そして“G”は企業統治(Governance)を指す。
具体的にはE(環境)ではCO2排出量削減、公害への取り組みなど、S(社会)はCSR(倫理的観点からの社会貢献)、女性や同性愛者など多様な人材の登用、労働問題などへの取り組み、G(企業統治)はコンプライアンスや経営透明性など。
このなかの特にE(環境)とS(社会)については、従来ほとんど取り組まれていなかった。
この連載では、このいわば「財務諸表から見えないリスク」の観点から、適時、これはという上場企業につき、[ポシティブ](投資して安心)、[ニュートラル](?)、[ネガティブ](投資に不安)の3分類で評価を下して来た。
今回紹介するのは、S(社会)に属する「差別」をトップが助長していることから、[ネガティブ](投資に不安)とした「フジ住宅」を取り上げた。
それにしても、大阪府地盤の自由設計の戸建て住宅中心「フジ住宅」(8860。大阪府岸和田市)の創業者で会長・今井光郎氏(=冒頭写真。75)の言動は常軌を逸していると思わないわけにはいかない。

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