アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

≪連載(242回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(8月2日~8月6日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は27,284円と、前稿比-264円(※▲455⇒ +63→ ▲843→ ▲283→ +102→ +16→ +6→ ▲207→ +831→ +234→ ▲1274→ +337→ ▲662→ ▲85→ ▲86→ +677→ ▲615→ +74→ +854→ ▲102→ ▲1051→ +497→ +741→ +1,116→ ▲968→ +112円→ +380→ +695→ +681→ +106)安となったが、、週終わりの日経平均CFDをみると、27,490円と先週比で変わらないパフォーマンスとなっている。
TOPIX(東証1部全体)は、終値1901ポイントと週間で-3P安。
そしてNYダウは、週間で-127ドル安となる34,935ドル(※前稿比+374⇒ ▲182→ +94→ +352→ +1144→ ▲1466→ ▲276→ +227→ +321→ ▲174→ ▲396→ +735→ ▲158→ +400→ +492→ +237→ +444→ ▲129→ +1207→ +564→ +460→ +44→ +335→ +1140→ ▲1014→ +182→ ▲284→ +492→ +427→ +133)だが、ダウCFDをみると34,976ドル。この指数だけは、史上最高値を指呼の先に捉える位置まで戻した。
先週の金曜日は、月末の最終週の平日。そのことに気が付いたのは当日の朝。筆者は、いつもの月末のアノマリーと、木曜日に発表された新型コロナ肺炎の新規罹患者の数字にビビリ、前日に買い増ししていた「日本航空」(9201)や「ビジョン」(9416)を叩き切る決断をした。かわりに強烈なコモディティバブルにのっているにもかかわらず、ジリ下げになっていた「住友金属鉱山」(5713)を購入。銅やニッケル、コバルトなどのコモディティが異常とも思える上昇をしているため、呼応するように決算コンセンサスも異常に高いが、この地合いも相まって、株価の位置が低すぎると感じたからだ。また、筆者の買いポジションの総体が小さくなりすぎてしまったため補充、という側面もある。
ついでなので先にご報告すると、筆者の現時点でのPFは、大きい順に(1)「酒井重工業」(6358)、(2)「東京電力」(9801)、(3)「インパクトHD」(6067)、(4)「住友金属鉱山」(5713)、(5)「スズキ」(7269)、(6)「ホットリンク」(3680)である。信用維持率は62%だ。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。11ヵ月連続の月末金曜日の下落が終わった後である週明けは、「月初高」のアノマリーが発動される公算が大きい。それを示唆するように先物も、かなり強めに戻ってきている。
しかし、これが寄り天となり、戻りの勢いがなくマイ転するのだとしたら。もうほぼ赤信号だと思って間違いないだろう。その公算は極めて高い。
そもそも、筆者は世界の株式市場の景色と比較して、「日本株だけが劣後している状況は続かない」というのが持論だったが、ここまで上向かない日本株をみせつけられては、この考えが間違っていると諦めざるをえないだろう。そもそも日本株だけみれば、日経平均は着々と直近の安値を割っていっており、極めて弱い推移で、主要移動平均線の下に位置している。ようするに普通に考えれば、ここは最も勝率が悪く、買っていってはいけないポイントであることに異論の余地はないのだ。
よって唯一、日本市場に残された最後の砦である、TOPIXの200日線が1,860P。現値は1,901Pであるため、これを割ったならば〝セリクラ〟が起こるもの、と考えて行動したい。
最新の「個人信用買い残高」をみると、7月21日時点で3兆5614億円と過去最高水準に迫ってきている。信用倍率も.5.41倍とかなりの高水準のため、これが海外投資家に狙われる可能性はすごく高いものだと考えて、ここからは逃げ腰で投資をすべきであろう。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧