アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙指摘通り――実質、「郷鉄工」を乗っ取った松尾隆グループ

 債務超過で上場廃止の危機だった「郷鉄工所」(6397。東証2部。岐阜県垂井町)は、ついにリミットとされる3月末を迎えた。
その直前、3月30日、31日と立て続けに、多くのIRが同社から出されたが、簡単に言い切ってしまえば、郷鉄工の本社工場周辺の不動産をメーンとした資産を、この1年ほどの間に同社に資金を貸し付けていた、事件屋・松尾隆氏(冒頭写真)の息のかかった者を中心とした債権者に譲渡し、借金を無しにしてもらい、債務超過を解消したということだろう。
本紙は3月16日に「郷鉄工――松尾グループが仕掛ける“乗っ取り”DES」と題する記事を配信したが、そこで東証などがDESを認めない場合は、まだ残っている本社工場所有地などを売却す可能性があると予測していた。
実質、その通りになった。

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