アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(205回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月2日~11月5日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ」だと考えている。安定した資産形成を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は22,977円と、先週末比-540円安(※前回+106⇒ ▲208→ +590→ ▲176→ ▲155→ ▲46→ +201→ +205→ ▲37→ ▲369→ +959→ +620→ ▲1042)となった。
NYダウは、週間で-1,809ドルもの大幅安となる(※前稿比▲295⇒ +20→ +904→ +508→ ▲483→ ▲9→ ▲467→ ▲521→ +724→ ▲1→ +498→ +1005→ ▲42)26,502ドルと暴落した。これは、来週に控えた大統領選挙が混沌の度合いを高めていること、また世界的に新型コロナ肺炎の蔓延が過去最高レベルとなったことから、世界各国の株式市場は暴落しているのだろう。
片や日本。新型コロナ肺炎に関しては、罹患者が増えず、それが株式市場の堅調さに現れていると思われる。
さて、今年最大のイベント・米国大統領選挙が行われる。開票結果は3日(祝日)PM20:00頃~4日(水)14:00だということだ。ピークは、4日の午前中か!? これを書いて、2016年の当日、トランプ大統領が、14:00頃当選確実となって、日経平均株価が-1,300円になったことを鮮明に思い出した。あの時は、午前中まではヒラリーで決まったかのような報道がなされており世界の終わりが始まったかのような下落だったが!? まさかその後天国モードになろうとは。筆者はしばらくの間、相場にシンクロできずに、翌日空売りして目が覚めた記憶がある。当時を思い出して、武者震いがしてきそうだ。
さて、先週は先んじて、これまで異常な上昇をみせていた東証マザ-ズ指数の下落から始まった。筆者は前稿で記載した通り、東証マザーズ指数を、月曜の寄り付きからカラ売りを開始し、下げ局面で大きめの利益を出すことができた上に、そこから夜間取引でドテン買いを決行し、火曜の午前に売却できたため、幸せいっぱいな週のスタートを切った。そこからは大統領選挙の趨勢がトランプ優位になってきて、選挙結果の判明が遅れそうだという観測報道をもとに日経平均株価指数の空売りだけを心掛けてトレードしたため、納得のいく内容(※なかなか日経は下がらなかったが…)となった。
このように市場とうまくシンクロできているのは、記事を書かせていただける場があるからで、まことにアクセスジャーナルに感謝するとともに、少しでも読者によい還元をしていきたいと切に願っている。
さて、マザーズ指数については、ここからは菅首相のデジタル庁構想があった9月18日の終値の1184Pが目安となる。直近最安値は1166p、先週火曜日には一時1162pがあったことを覚えておけばよく、あとは海外勢の再参入を待つ流れ(※テクニカルの項・海外勢の売買動向を参照)としたい。よって、出来高を伴った上昇を開始するまでは売買を控える予定だ。基本的には、年末まで反発の流れになると考えているが。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。
市場参加者は、個人・機関投資家に限らず全員、今年最大のイベント(大統領選挙)リスクを避けようと様子見している。そのため、市場では買いが入らず、リスク回避の換金売りばかりがでるため、このような荒れ模様の暴落となっているのだろう。
この状況は、11月3日の米国大統領選挙で、「トランプ大統領の再選となるか? またまた民主党・バイデン氏が新大統領に就任するか?」がまったくの不透明で読めないことが原因となっている。また選挙結果が接戦となることが予想されるため、【大統領がすぐに決まらないリスク】を市場が織り込んでいるのだろう。

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