アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第30回「トレンディタウンの変遷」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

先日、「出没!アド街ック天国」で北千住の特集やってた。サブタイトルが「路地裏が劇的進化中 古民家再生! 人気店&NO1立ち飲みマニア 絶賛パンケーキ」だって。
こちとら1980年から94年まで14年間、足立区の竹の塚に住んでたもんで、北千住には愛着がある。その頃は飲みに行くのも北千住が多かったくらいだ。あの頃、足立区は全体に家賃が低かった。北千住もディープな街であった。
迷路のような飲み屋横丁があって、旧日光街道沿いは、江戸情緒が漂いシブい店があって、荒川土手の雄大な景色は昔の青春映画ロケーションにぴったりで、夏の足立区花火大会は河川敷でビールを飲みながら楽しんだもんだよ。
その北千住も最近は、住みたい町上位にランクされるは、大学がいくつもあるは(昔は足立区には大学はなかったのだ)、シャレた店、アーチスト(芸大もあるからね)が行き交い、そしてあのディープな飲み屋街も変身しているという。
こうして見ると、北千住に限らず、俯瞰的に見ると、これまで昭和のディープ系だった赤羽、十条、東十条、立石、南千住、三の輪、錦糸町、亀戸、小岩、亀有、王子、平井といった我が好みの東京北部~東部の街が、徐々にアカぬけてトレンディなタウンになってゆく過程がよく分かるのだ。

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