アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

≪連載(191回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(7月20日~7月23日)

■プロフィール 投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は22,696円と、先週末比+405円高(前稿比▲15→ ▲206円→ +33円→ +184→ ▲559→ +1056円→ +1420円→ +351円→ ▲142円→ +560円→ +357円→ ▲635→ +398円→ +1679→ ▲1569→ +2845→ ▲878→ ▲3318→ ▲393円→ ▲2245→ ▲301)と上昇した。ただ現在は、22,000~23,000までのレンジ間で、右往左往しているだけの可能性が高い。また、金曜日の夜は米国で「SQ」があったが、大引け後のクールダウンタイムでの暴落はなかった。筆者は引け値で先物を売っていたが、空振りに終わった可能性が高い。
先週のNYダウは、週間で+597ドル高(前稿比+246→ +812→ ▲855→ +265→ ▲1505ドル→ +172→ +918→ +780→ +354→ +607→ ▲51→ ▲457→ +524→ +2666→ ▲585→ +2463→ ▲4012→ ▲2679→ +456→ ▲358)の、26,672ドルと強かった。
さて、今週はSQを終えたことで「需給が変わるか」!? に注目する週である。
現在のところNYダウの勢いは止まっておらず、現値26,672ドルは、5日~200日のすべての移動平均線を上回っている。VIX指数に関しても25.68と、ここ1ヵ月で一番落ち着いていることから、現時点で波乱を予見することは難しい。よって、筆者の今週の投資ストラテジーとしては、「水曜日の大引けまでに、NYダウの200日線である26,240ドルを下回る局面がなければ様子見に徹する」考えだ。
今週のビッグイベントとしては、22日水曜日に、米国・電気自動車「テスラ」と「マイクロソフト」の決算が発表される。まず、テスラは今回の4-6月期決算での最終黒字により、4半期連続の黒字となり、晴れてS&P500への採用条件を満たすことになるそうだ。そして採用されれば、ファンドの買いがものすごく入ると囃す報道が、先週はやけに多かった。しかしテスラは、すでに時価総額約30兆円超であり、日本で時価総額トップのトヨタ自動車 の1.5倍。また、日本の自動車メーカー(9社)の合計時価総額よりも大きいとあっては、ここから買う主体がいるとは思えない。よって、コンセンサスを超える最高決算の中、株価が下げ止まらず、ストップ安のような展開が筆者の目には浮かぶのだが。
また奇行が目立つ、イーロンマスク氏は、前回の決算で「うちの株価高すぎ」と発言していたが、今回はなんと言ってくれるのだろうか? ちなみに前回の決算では、生産台数約10万台程度で、納車約9万台であった。
もう片方の決算は、GAFAMの一角、マイクロソフト。なんと、アナリストの80%が「コンセンサスを上回る決算を出す」と予想している、コンセンサスを否定する報道がでている。これも株式市場では「フラグ」なのだろう。筆者にはどういう決算がでても、決算出尽くしで売られる「フラグ」に思えるのだが。
もう1つのイベントは、23日(木)に予定される米国での「前週の週間新規失業保険申請件数」&「失業保険継続受給者数」(21:30)である。残念なことに、この日は日本の祝日で、先物市場が休場のため、筆者はCFD取引に勤しむ予定だ。気になっているのは、週600ドルの上乗せ支給の最終日が7月25日であること。感染が再拡大する米国で、ここまで雇用保険に甘んじていた1700万人を越える労働者の中で、再雇用にありつける数が多いとは思えない。よって、波乱の芽となる可能性がある。
今週のストラテジーをまとめると、水曜日の大引けまではNYダウの200日線を意識したトレードをし、22日の大引け後は、早い段階で日経平均の空売りを開始する予定だ。
ここからは、備忘録&クエスチョンを。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧