アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(178回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(4月13日~4月17日)&MY注目銘柄

■プロフィール 投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
 先週末の日経平均株価の終値は19,499円と、先週比+1,679円(前稿比▲1569→ +2845→ ▲878→ ▲3318→ ▲393円→ ▲2245→ ▲301→ ▲140→ +623→ ▲622)の大幅高だった。日経平均CFDを見ると、夜間取引で19,331円と小安く引けている。
またNYダウは、週間で+2666ドル高(前稿比▲585→ +2463→ ▲4012→ ▲2679→ +456→ ▲3583)。米国は、新型肺炎(コロナウイルス)のピークアウト感が報道されており、先週はかなり強い動きだった。日経平均株価指数も、連れ高するようにしてテクニカル的には、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス達成だ(※25日線は下向きだが)。
 先週の筆者は、このコロナ騒動で初めて「満足のいくトレード」ができたといえよう。週明けの月曜日の寄り付きで、気配を切り下げていた前稿の注目銘柄「ワークマン(7564))を中期投資の考えからまず大きめのロットで購入したからだ。その後もすぐ、相場全体で売りが止まっている感覚を覚えたため、ダメなら即、損切りするつもりで、残りの余剰資金で「アドバンテスト(6857)」、「JTOWER(4485)」を購入した。火曜日の前場までに「アドバンテスト」は戻り高値近辺まできたため売却し、「JTOWER」と「ワークマン」に関しては迷いに迷ったが、ここで半分利確することとした。最終的に株価が上昇したため、木曜日前場で両銘柄ともの売却を決断し、その後出遅れが目立っている半導体に絡む小型株を多少買い持ちした程度で、金曜日の後場の大引けでは、新規投資として「日経ダブルインバース(1357)」をたっぷり購入している。新型肺炎(コロナショック)相場以降、毎週のように、週末になると悪材料がでていたので、それをケアする投資行動をとったのだ。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。今週(以降も)は、「新型肺炎(コロナウイルス)の欧米でのピークアウトが確かなものなのか?」、焦点はもうこれに尽きる。ここから毎週のように発表される、ヒドイ経済指標は、すでに相当程度株価に織り込んでいることだろう。
 それではさっそく、世界の新規感染者動向をみていきたい。
まずは3月11日に、全土で飲食店などの店舗を閉鎖し、移動制限まで発令されたイタリアから。25日+5879人→ 26日+5210人→ 27日+6153人→ 28日+5959人→ 29日+5974人→ 30日+5262人→ 31日+4050人→ 1日+4053人→ 2日+4782人→ 3日+ 4668人→ 4日+4585人→ 5日+4805人 →6日+4316人 →7日+3599人→ 8日+3039人→ 9日+3836人→ 10日+4204人→ 11日+3951人→ 12日+4694人(合計152,271人)
一時期よりは減っているように思えるが、デイリーで3000人を切るくらいまで罹患者数まで落ち着かなければ、収束に向けて進んでいるとはとても言えない。12日にはまた増えている。しかし、ロックダウンからすでに1ヵ月経過して、この有様では先が思いやられる。逆に明確に収束している韓国や、自称収束していると喧伝する中国に、しっかり情報を出して共有してもらいたいところだ。

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