アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(176回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(3月30日~4月3日)&MY注目銘柄

■プロフィール 投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
 先週末の日経平均株価の終値は19,389円と、先週比+2845円の大幅高(前稿比▲878⇒ ▲3318→ ▲393円→ ▲2245→ ▲301→ ▲140→ +623→ ▲622)だった。しかし、日経平均CFDは夜間取引で18,770円と-619円安で戻ってきている。3月期末の配当落ちがあったため、実質-400円安程度だろうか。
また、NYダウは、週間で+2463ドル(※▲4012⇒ ▲2679→ +456⇒ ▲3583)の大幅上昇であったものの、新型肺炎の感染が爆発的に伸びてしまっている米国よりも、日本のほうが明確に戻りが強いようにみえる。
ただ先週は、週間で+2845円の大幅高であったにもかかわらず、現物・先物ともに売買代金が減ってしまっているのは気がかり。また木曜日、金曜日に3月期末の配当権利を取りに来る資金の流れは一定程度は感じたものの、売買代金が大きく膨らみリスクオンとなっている気配は微塵も感じなかった。まぁ、だれも本格的に株式相場が底入れを完了し一気に戻るぞとは考えていないのだろう。筆者も、先週は月曜日と火曜日の前場に「アドバンテスト」(6857)と「村田製作所」(6981)を買い込んで、木曜日の急落相場にかなり肝をすり減らしながらも、金曜日の前場の寄り付き近辺での大幅高局面でリカクした。たった1日、金曜日さえ我慢してホールドすれば配当金が確定するにも関わらず、毎週末のNYダウの暴落と、週末の感染拡大のバッドニュースを見過ぎてしまったため、持ち越す判断はできなかったのだ。
 そう、ここからは結果論だが、来週の相場見通しは、すでにかなり暗いものになってしまっている。
こう記すのは、気分が滅入りそうな「新型肺炎」(コロナウィルス)の感染拡大が止まらないからだ。
当初筆者は、イタリアなど先駆して感染が拡大していた国家が、3月11日に全土で飲食店などの店舗を2週間閉鎖し、移動制限が発令されたことで、どれだけイタリアが陽気な国家気質であっても、感染拡大が収まるだろうと予測していた。それが現在、感染者の爆発的な増加には至ってはいないものの、→25日+5879人増加 →26日+5210人増加 →27日+6153人増加 →28日+5959人増加 →29日+5974人増加で合計92427人の感染者と、高水準で横ばいとなっただけで、まるで予断を許さない状況だ。
米国に至っては、25日死者数768人(全体感染者55041)+8591人増加→ 26日死者数1050人(全体感染者69197)+14156人増加→ 27日死者数1297人(全体感染者85840)+16643人増加→ 28日死者数1707人(全体感染者104865)+19025人増加→ 29日(全体感染者124693)+19818人増加と、収まる気配どころか、現在拡大中にしか思えない。
世界の感染者数も、25日+39788人(死者+1720)→ 26日+41357人(死者+2208) → 27日+48407人(死者+2392)→ 28日+62402人(死者3156人)で合計569,467人と拡大ペースを速めている。これだけ世界各国、感染抑止の取り組みを強化しているにもかかわらず、世界全体で見た場合は特に感染拡大の収まる気配を感じないのだ。
 我が日本に関しても、ここにきて明らかに変調をきたしている。24日までは1日10人台だった新規感染者数は、25日~27日に連続で40人を越え、28日は突如+104人に増加し、29日10時時点で新規感染者数が+194人と激増している。東京都も63人の新規患者を出したが、これは永寿総合病院の関係者が半数近くを占めるものの、4割は感染経路不明だという。PCR検査数が直近、特に大きくは伸びていない中(日に2000件以下)、感染者数だけが伸びている事実は重い。厚生労働省のクラスター対策室は、東京都での試算を発表しているが、4月2日~4月9日までにデイリーで+320人を想定していることも大きい。なんの対策も打たなければデイリーで+530人になるとの試算もでている。米国の感染者数が、3月10日までは1000人足らずであったのに、2週間と5日で124倍になった事実が、日本に重くのしかかるのだ。
よってここからは、オリンピックの延期も決まった今、安倍総理がいつなんどき、「首都閉鎖のロックダウン(住民の経済活動の制限)を決断するか?」に日本株の焦点は移ってきたとみていいだろう。

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