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<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第12回 漢方医学から見た冬の過ごし方」

 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ」発信中。

漢方では11月から1月の3カ月を冬としています。
自然界では植物は種となって春を待ち、動物は冬眠し、収穫したものを貯蔵して春に備える季節です。
その働きを「閉蔵(へいぞう)」と言います。
閉じこめ,しまいこむ方向に自然界全体が働くのです。
漢方医学では、人も自然界の一員として同じように自然界の法則に従うべきであるとしていますから、人も冬は閉蔵に従った行動や心の持ち方をするべきであるとしています。
「黄帝内経素問」の四気調神大論篇には、冬の過ごし方が以下のように書かれています。
「冬の季節の特徴は『閉蔵』。
閉じこめ,しまいこむ方向に自然界全体が働く。
この時期には水が氷り、地は凍ってさける。
そんな時期には、自分の陽気の働きをかきみだすようなことをしてはいけない。
なるべく早く寝て、遅く起きなさい。
必ず日があがるのを待ってから行動するようにしなさい。
志をかくしこみ、しまいこみ、心を表に現さないようにしなさい。
私ごころがあるようにひそかにし、もう充分に得ることが有ったということにしなさい。

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