アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「共謀罪」、ついに審議入りも、何とも寂しい4・23銀座反対デモ

●4月28日衆議院法務委員会通過を目指す与党 本紙でも予想した通り、ついに与党側は数の力を背景に、強行突破を図ろうとしている。 4月18日の衆議院法務委員会の理事会で、野党側が反対したにも拘わらず、21日から審議に入ることを単独で決めてしまったのだ。与党側はこの勢いで25・26日に質疑、そして28日に質疑・採決して一挙に成立を目指す構えだ。 こうした緊迫した状況のなか、本日(日曜)午後3時から東京は中央区銀座界隈で約1時間、「共謀罪」反対デモが行われた。 本紙・山岡も忙しいなか、しかし最優先で参加して来たのだが、正直、余りの参加者の少なさに愕然としてしまった。 既報のように、これだけの悪法、しかもこの最大の正念場で、その数はたったの100名いるかいないか。これに対し、公安警察は50名近く(下の写真。デモ参加者のいる公園を、道路の向こうから覗いたり、写真を撮る様子)。警備の警官と合わせたら、向こうの方が多かったかも知れない。 “第2の自民党”’とも揶揄される民主党さえ、党を上げて反対せざるを得ないほどの内容なのに、これだけとは……。真面目に、この国はいったい、どこに向かうのかと、暗い気持ちにならざるを得なかった。 ●4月25~27日は議員会館前で反スト決行 我々はふだんはそう意識しないが、水や空気同様、情報も、そして自由も権利もタダではない。先人が声を上げ、行動し、そして戦いのなかで獲得、守って来たものだ。 国民が声を出さなければ、権力側が自分たちに都合のいい法律を制定しようとするのはいつの時代だろうが、当然のことだ。 当初から、「30歳高卒で年収1000万円。職員の平均年収1500万円」(NHK記者)といった大手マスコミに期待はしていないが、それでももっとも自らの首を絞めるような「共謀罪」だけに、この日のデモにはいくら何でも何人かは駆けつけ、トータルで1000名の大台は無理としてもそれに近い数は集まるのでは(このデモはマスコミに限らず誰もが対象)と思っていただけに、さすがにショックだった。マスコミ仲間は同じフリーの寺澤有氏(当日のデモ行進の様子、発言などビデオ映像で見えます)などほんの数人……。 もっとも、グチをいっていても仕方ない。4月25日からは仲間が東京・永田町の衆議院議員会館前で3日間のハンガーストライキを行う(夜は日比谷公園に移動)。本紙・山岡も顔を出すつもりだ。いまからでも遅くはない、今度こそ出向き、励ましの声をかけてあげて欲しい。他人ごとではない。侵害されようとしているのは、自分たちが自由にものをいう権利なのだから。…

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