アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>アッシュブレインの資産運用ストラテジー「今週の相場展望(5月15日~5月19日)&MY注目銘柄」(第34回)

■プロフィール 投資歴17年、出版社勤務の兼業投資家。資産は2015年に一時、1億円越えとなるも現在は横ばい近辺で推移。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、儲かってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して増やす投資を心がけている。

≪先週の相場展望の振り返りと今週の見通し≫

先週は週末にかけて、米GDPの7割を占める米国個人消費に減速感がでたとの観測報道で、日米とも相場は下落して終わり、土曜朝の日経平均CFDは19,806円と小安く戻ってきた。米4月小売売上高は前年比ではプラスとなったものの、コンセンサスには届かずイマイチな結果、そして百貨店メーシーズの低調な決算での暴落、4月の米新車販売の低迷…。ここにきてアメリカ経済と、6月のFOMCでの利上げ方向に不透明感がでている。
5月3日に行われたFOMCでは、「1-3月期の景気減速は一時的」との声明文が出され、アトランタ連銀「GDPナウ」によると4-6月期は+3.6%と急速に切り返す予想、と出されたので、米寒波による一時的な減速ですむのか? それとも金利上昇で個人消費がこのまま落ち込む方向なのか? 今後は小売売上高などの「個人消費関連指標」の行方を見極める必要がある。
 またトランプ米大統領による突然とも思えるFBIコミー長官の解任により、トランプ政権に対する不信感が身内の共和党からも出ているということで、トランプラリー第2幕の号砲ともいえる「オバマケア代替法案」の審議の行方が気にかかるところだ。
これに筆者は一番ウェイトを置いている! 米国上院は、共和党議員52、民主党46、無所属2の議席数とのことで、身内からの造反がでれば、即否決となる。
また、日本市場では週明け15日月曜の引けには、自動車と並んで決算見通しが暗い、メガバンク&東芝の決算がでる。メガバンクに関しては来期の見通しがマイナス方向ではないことを祈りたい。東芝ははやく東証2部に降格してくれたほうがアク抜け感がでそうだが…。
 もう1つ中国では、経済成長を占う「一帯一路会議」が閉幕する。一足先に中国株は下落基調であったので、これを契機にうまく反転してくれれば安心だが…。19日(金)には米国でSQがあり、火曜・水曜あたりの急落にも注意したいところ。
と、ここまでいろいろと不安を煽るような(株が上がりそうもない)ネガティブ原稿を書いてきたが、ここからの相場がそれほど不安なのか?と問われれば、そうでもないと答える。

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