発売されたのは2006年1月。最近出た書籍ではない。それにも拘わらず取り上げたのは、実際に病院を覗いて見て、大学病院などに長年通っても一向に良くならず、人伝に藁にもすがる思いで同病院を訪ね、完治した実例がたくさんあることを知ったからだ。
世の中には、現代医学を持ってしても治療困難な患者がたくさんおり、そうした患者を「うちなら治る」と食い物にする悪徳医師も多い。だが、著者の蔡医師(台湾出身)が開発した治療法は自由診療とはいえ、何十万円、何百万円も取るわけではない。
しかも、この治療法は副作用の心配がない。
すべての病気は体に過度に毒素が溜まったために起きるという考えから、蔡医師が開発した新治療法は、採血針を刺鍼し、真空機械の原理を使い、体内毒素(=血)を吸い取るという極めてシンプルなもの。
自身、若いころ、現代医療では治らず、医者でありながら現代の治療法に疑問を抱き、中国医療の知恵に学んで編み出したそうで、化学合成した医薬品は一切使わないという。 逆に、こうした医薬品が病を重くしているという。