1月28日、神奈川県警加賀町署は、無職の青木信一容疑者(59)を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。
同日夕方、横浜市庁舎を訪ね、約1時間半に渡って「天下りメール」を誤送信した港湾課長に「詫び状」への署名を迫ったりしていた。しかし課長に断られたため、午後7時40分ごろ、課長の顔を殴り公務を妨げた容疑。
1月16日、青木容疑者は、以前この課長に問い合わせをしたことがあった関係から、誤送信メールを受信した。
このメールは、殴られた課長が、今年3月で定年退職する局長が市の関連鉄道会社副社長ポストに天下るため、退任する現副社長を市の外郭団体ポストに就かせる調整のため、その外郭団体課長に送信したつもりのものだった。この行為は、市職員倫理規定などに抵触する可能性がある。
本来、“弱味”のある市側としては、青木容疑者を警察に突き出したくなかったはず。それにも拘わらず通報したのは、中田宏横浜市長(上写真)下半身スキャンダルとの関連があったからのようなのだ。
(青木容疑者が天下りメールの件で、局長宛に出した「公開質問状」)