まずは、冒頭の記事をご覧いただきたい。
「神奈川新報」というこの新聞、タイトルはもっともらしいが、記事の内容はと言えば、単にインターネットの2チャンネルの記事を流用し、中田宏横浜市長(下写真)を攻撃したものなのだ。
行政の不正を追及するのは、マスコミの大切な仕事。だが、匿名の2チャンネル記事を根拠に攻撃するとは、「言論の自由」に名を借りた単なる誹謗中傷記事と言われても仕方ないだろう。
ところが、こんな新聞の発行元は横浜市庁舎内にあり、「港記者室」という記者クラブに属し、報道の上で数々の恩恵を受けている市“公認”のマスコミ(家賃はタダなど)というから驚きだ。
本紙が驚く理由はこれだけではない。
中田市長の下半身スキャンダルを『週刊現代』が報じ、それに対し中田市長が東京地検に名誉毀損罪で告訴したことは本紙既報の通りだが、この件はそもそも反中田派市議が2チャンネルに書き込み、その市議と懇意にしている神奈川新報が取り上げた。そして、その存在を知って『週刊現代』が飛びついたようだ。